やっぱりバッハやってて良かった!

やっぱりバッハやってて良かった!_b0040245_1561295.gif




先日、我が神戸バッハの練習に、とうとう大塚直哉さんが来てくれました。去年の秋から、毎日のように本番を抱える、殺人的なスケジュールの合間を縫って、我々の相談に乗ってもらい、やっとここまでこぎつけました。
はじめにみんなに向かって一言あったのですが、最初は断ろうかと思っていたけれど、Shoeさんが、何度もコンサート会場や泊まってるホテルまで会いに来てくれるし、その熱意に負けてお引き受けしました、という意味のことをおっしゃいました。なんともマネージャー冥利に尽きる言葉で、苦労の甲斐があったというものです。
そして練習が始まりました。一昨年の秋に、一度来てもらってたので、練習の良さは分かってたんですが、そのときは本番の指揮者が別にいたので、音楽づくりの細かいところまでは踏み込むことができなかったのです。だから、ご自分の音楽をどのように我々に伝えてもらえるのか、というところは未知数でした。でも結論を言うと、やっぱりすばらしかったのです。
前回も、カンタータはまず言葉(ドイツ語)ありきだ、というところから始まったのですが、今回はそれをさらに徹底して、器楽奏者にも先ず楽器をおいて一節ずつ歌わせ、ドイツ語の語感に弾き方を合わせる必要性を実感させてくれます。楽器を弾くときも、歌詞に合わせたり、ある音を弾くのに、その部分の和音によって弾き方を変えるなど、プロの演奏家に取っては当たり前のことでも、アマチュアには実際にどう弾けばいいのか分からないことが多いのですが、それを具体的に指示してくれます。その合間には、芸大カンタータクラブ時代の、小林道夫先生の楽しいエピソードを織り交ぜたり、繰り返して良くなれば、必ずすばらしい!と声がでるし、夢中になって歌ったり弾いたりしてるうちに、あっという間に2時間半の練習が終わりました。この日は、メンバーの殆どが出席していたんですが、みんな興奮していました。
何ヶ月か後に、本番成功の報告を、ここに書き込みたいと切に願っています。
やっぱりバッハやってて良かった!_b0040245_1584348.jpg
by shoeenoki | 2006-01-24 02:00 | 音楽