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先週末、久々にHMVに行ったのですが、ちょうどバーゲンセール中で、普段売り場に出てないものもワゴンにならべられ、ちょっとした宝さがしの気分でした。最近、インターネットラジオの音源を聞くことが多く、あまりCDショップにも立ち寄ってなかったのですが、この日は興奮気味で、DVDを3枚とCDを1枚買ってしまいました。

b0040245_2321514.jpgまずオペラ、プッチーニのトゥーランドットです。レヴァイン指揮のメトロポリタンオペラのライヴ収録盤で、キャストは替わっていましたが、5年ほど前に見た舞台です。エヴァ・マルトンのトゥーランドット、カラフはドミンゴという豪華さで、1987年の収録です。当然その年に新演出で上演されたものだと思うので、それから20年近く同じ演出が続いてるんですね。2幕2場の宮殿は、生で見たときもどぎもを抜かれ、思わず装置に拍手をしてしまいましたが、DVDでも盛大な拍手が聞こえました。装置に拍手が出たのは、アイーダの凱旋の場と椿姫の舞踏会の場ぐらいでしょう。映像で見ても、細かいところまで手が込んでいるのがよく分かります。この場面だけでも値打ちがあります。

b0040245_2325960.jpg次はドニゼッティのランメルモールのルチア。1992年ミラノスカラ座のライヴで、マリエッラ・デヴィーアのルチア、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラのエドガルド、レナート・ブルソンのエンリーコとこれまた豪華キャストです。まだ有名な狂乱の場だけしかちゃんと見ていませんが、デヴィーア、なかなかいいです。でもこの場面は、70年代に来日公演(NHKのイタリアオペラ)で見せたレナータ・スコットの鬼気迫る名演を映像で見たのが、強烈な印象として残っており、さすがにそれを越えるとは言えません。でも、ちょっと沈んだ色調ながら、重厚な装置と衣装もすばらしく、いい買い物でした。

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もう1枚はオペラではなくて、タリス・スコラーズがウィリアム・バードの教会音楽を歌った"Playing Elizabeth's Tune"という1枚です。タリススコラーズは、ルネッサンス時代の大作曲家Thomas Tallisに名を取った合唱団で、緻密なアンサンブルと、どこまでも透明な声がすばらしく、この時代の宗教曲を語るには、絶対外せない団体です。そして曲はTallisの弟子William Byrdの宗教曲、一目見てすぐ買う気になりました。このDVDが面白い構成で、先ずTewkesbury Abbeyという教会で収録された72分の本編と、指揮者のCharles Hazlewoodという人の案内で、バードの生涯を解説した69分のドキュメンタリー。これだけで2時間以上の映像ですが、おまけで54分の音声トラックがついています。すごいお得感です。量で計るなって?
ちなみに、Hazlewoodは、BBCのRadio3にDiscovery Musicという番組を持っていて、この番組がまた面白いのですが、その話しは次回BBCのときに。

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CDは今一番旬のソプラノ歌手ルネ・フレミングの"Haunted Heart"
で、彼女がジャズやポピュラーの曲を歌ったものです。NYフィルの演奏会をインターネットラジオで放送しているWQXRという放送局のウエブサイトで、彼女のインタビューを見つけて聞いてみたら、この新しいCDのことを話していたので、出たら買おうと思っていたものです。で、聞いてみた印象ですが、はっきり言ってだめでした。オペラ歌手の地声は、必ずしも美声とは限らず、それがこのような音楽には、むしろプラスだったりするんですが、このCDに関してはいい結果に結びついてないようです。Midnight Sunなんか、どうしてもDee Dee Bridgewaterの名唱と比べてしまうので、無理もないのですが、色気もなにもありません。ま、ジャケ写がきれいなのでゆるしましょうか。
by shoeenoki | 2005-07-24 01:31 | 音楽
インターネットラジオの続きですが、BBCの話しの前に、最近日本のメディアでも話題に上ることが多くなった、ポッドキャストについてちょっと。

b0040245_1193227.gifポッドキャスト(Podcast)という言葉は聞いたことがありますか?iPodのPodと、Broadcastのcastの合成語(だと勝手に理解していますが、たぶん 間違いないと思います)ですね。前に書いたように、インターネットラジオを録音するのには、ちょっとした知識が必要だし、なにより放送している時に、オンタイムで録音しなければならず、時差のある外国の放送を録音するのは大変です。しかし、iPodderというポッドキャスト用のソフトを使えば、自動的に聞きたい番組を自分のPCに取り込むことができ、さらにそれをiPodなどのMP3プレイヤーに録音できてしまいます。
さらに、つい最近iPod用の管理ソフト、iTunesがバージョンアップされて、iPodderを使わなくても、iTunesに直接番組を取り込むことができるようになりました。
この新しいiTunesが使ってみるとすぐれもので、現在聴取できるポッドキャストがたくさんリストアップされていて、面白そうなものを簡単な操作で取り込むことができます。iPoddaerからもいろいろと取り込めたのですが、iPodderのリストは素人の雑談のような番組が多く、もうひとつだったのですが、こちらのほうはなかなか充実したものが多くあります。
なかで面白いものを2,3ご紹介します。まず、NYの公共放送WNYCの二人の看板キャスター、Brian LehrerとLeonard Lopateの番組から、ゲストとのトーク部分を2,30分放送(と言っていいのかな)しています。前者は社会問題を主に取り上げ、ここ数日はロンドンのテロについての話しです。後者は文化的な話しが多く、話題の(といっても殆ど知らないものですが)本の著者が出てきたりします。
それから、これは1回限りで、更新はないと思いますが、"San Fransisco Opera 2005-06 Season Preview"というのを見つけました。サンフランシスコ・オペラの来シーズンの演目を紹介しているんですが、それぞれ一曲づつアリアを聞かせてくれます。英語と音楽両方が楽しめます。他にも、ABCニュースの"Showbiz Report"が、1分ちょっとの中で有名人の話題がバンバン出てきて楽しめます。

こう書いてくると、毎日すごい量の英語を聞いてるみたいですが、一番の問題は、じっくり聞く時間がないことで、更新しただけで全く聞いてないのもたくさんあります。というか、ほんの一部しか聞いてません。それは音楽も同じで、最近は聞くより録るほうが多くて、どんどん溜まってしまいます。ブログの更新もなかなかできないし、ああ、時間がほしい!

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by shoeenoki | 2005-07-16 01:21 | 音楽