充実の週末!

この週末、金曜日の夜にヨーヨーマのチェロ、デビッド・ジンマン指揮のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏会、今日は夕方からレッド・プリーストの演奏会と、兵庫県立芸術文化センターで開かれた2つの演奏会に行き、その間土曜日の夜は神戸バッハの練習だったので、音楽漬けの3日間になりました。NYに行ってるときは毎日劇場に通うのは普通のことですが、神戸にいてこれは久々です。
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トーンハレの演奏会は、前半がベートーベンの英雄交響曲、後半がヨーヨーマのチェロ独奏でリヒャルト・シュトラウスの交響詩ドン・キホーテという豪華なプログラム。めったに実演では聴けないドン・キホーテ、しかもソロがヨーヨーマとくれば、どんなことをしても聴いてみたいと、受付初日に電話予約していたものです。聴いてみると、期待以上に面白くてずいぶん楽しめました。チェロのソロがドン・キホーテ、ヴィオラソロがサンチョ・パンザ、コンマスのヴァイオリンソロがドゥルシネア姫役という一種の描写音楽で、難曲ぞろいのリヒャルト・シュトラウスの曲の中でも、スコアを見ると気が遠くなるような大編成の難曲ですが、ヨーヨーマはもちろん、オケのレベルも非常に高くて、楽々と鳴っていました。
前半の英雄は、対象的に編成をしぼり、早めのテンポできびきびと進める、古楽的なアプローチで、ホルンとトランペットはバルブのないナチュラルを使うほどでした。特にホルンは、有名な3楽章のトリオが効果的で、このためにこの楽器を使ったかのような気にさせられました。

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レッド・プリースト、赤毛の司祭というのはヴィヴァルディのあだ名ですが、その名を冠した4人の古楽器奏者のグループの演奏会は、金曜日とは全く別のエンターテイメントでした。リコーダーのピアース・アダムスに、バロックヴァイオリン、バロックチェロ、チェンバロという4人のグループで、編成だけみるとバロックのトリオソナタの編成ですが、中身はとてもモダンです。四季の冬の第二楽章はとても有名ですが、伴奏がまるでレゲエのような雰囲気だったりという具合です。曲想にあわせて、歩き回ったり、踊ったり、寝転んだりで、普通はいすに座らないと弾けないチェロまでギターのようにぶら下げて、歩きながら弾いたりと、視覚的にも楽しい演奏会でした。そういう風にくずしながらも、曲本来の面白さはそこなわれるどころか、こんなに面白い曲だったかと再認識させられたり、楽しい演奏会でした。余談ですが、チェンバリストはハワード・ビーチというどこかで聞いたような名前でした。そう、JFK空港の最寄の地下鉄駅と同じ名前なんですね。
このグループは、小ホールの自主企画の一環で、うちの娘が呼んだもので、もともと2時から1回公演の予定だったものが、即完売で急遽6時から追加公演を組んだものです。みなさん面白いものはよくご存知ですね。私はぜんぜん知りませんでした。
by shoeenoki | 2006-06-05 01:03 | 音楽