S.J.Rozan

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I stood on the corner where Canal crosses the Bowery・・・という書き出しだけで、NY好きにはこたえられないと思いませんか?写真がその交差点ですね。キャナルとバワリーの交差点といえば、そうマンハッタンブリッジの入り口です。
S.J.Rozanは、NYのダウンタウンに住む、白人の大男でピアノが趣味というビル・スミスと、そのパートナーで、チャイナタウンで生まれ育ち、今も殆ど英語がしゃべれない母親と一緒にそこに住む、リディア・チンという2人の私立探偵が、一作ごとに入れ替わって主役を務めるシリーズを書き続けています。数年前に第2作のピアノソナタを読んでファンになり、翻訳の出ている4冊は、すぐに読んでしまいました。早く次ぎが出ないかと、彼女のHPを覗いてみると、2冊の新作が出ていることが判明、Amazonから"Reflecting the Sky"、"Winter and Night"の2冊を取り寄せて、数ヶ月かけて読んでしまいました。
ところが、それで全部読んだと思ってたのが、最近になってこの2作以前に書かれた"A Bitter Feast"、"Stone Quarry"という2冊を見落としていたことがわかって、またまたAmazonに注文。A Bitter Feastの出だしが、頭の文というわけです。実は、最近翻訳が出たことがわかったのですが、せっかく買ったので、読んでしまおうと思っています。
いいミステリーは、トリックや犯人捜しという本流の面白さも勿論大切ですが、私の場合登場人物の日常生活や、ものの考え方、食べ物の好みなどが、どう描かれてるかのほうに重点があります。その点、このシリーズはとてもよく出来ています。それに、何より冒頭にあげたような、NYの街かどがあちこち出てくるのが楽しみです(Reflecting the Skyだけは、香港が舞台ですが)。文章も会話が多いため、比較的センテンスが短く、原文でもけっこう読み易く書かれています。
といっても、直良和美さんの訳もよくできています。NY好きのみなさんには、先ず翻訳ででも一読をお勧めします。
by shoeenoki | 2005-01-26 23:33 |