Duffy Square
98年11月のタイムズスクエア北側の、おなじみの風景ですね。
そしてこれは、04年7月の同じ場所です。
サントリーが無くなり、上から下まで全部動く画像になって、明るくなりましたね。それに、周りの広告も増えて、より華やかになってます。このすぐ下にブロードウエイ・ショーのチケットを半額で売る、TKTSがあるのはご存じのとおりですが、このTKTSのあたりがDuffy Squareと呼ばれることをご存じの方は、かなりのNY通と言っていいんじゃないでしょうか。
私は、その名前は知ってたんですが、その由来を知らなかったので、ちょっと調べてみました。TKTSの裏側に銅像がありますが、これがその名前の基になった、Duffy神父の像なんですね。
Duffy神父は、アイルランド系移民の子としてカナダに生まれ、長じてNYで司祭としての生活を始めました。そして米西戦争に従軍牧師として参加したあと、第1次大戦にアイリッシュ系の歩兵師団付き牧師として参戦しました。
その後、ヘルズキッチンにあった、聖十字架教会の主任司祭になり、この教会の教区にタイムズスクエアが含まれていたので、このあたりの人びとに親しまれるようになったのですね。
亡くなったとき、葬儀は5番街のSt.Patrick's Cathedralで行われ、その後従軍していた軍隊の退役兵士達を中心とした寄付で、この銅像が建てられました。そして、このあたりがDuffy Squareと呼ばれるようになったのですね。
by shoeenoki
| 2005-01-09 23:47
| New York